廉side
菜月「あ、私だ。
ん?なんだろ?
私、電話するから、屋上行くから先行ってて。」
旭「わかった~。
───じゃあ行こー!」
「待て、菜月には悪いが聞くぞ。」
悠太「菜月は謎だらけさかい、ここでなんか聞けるといいんやけどな。」
冬斗「……しゃべってるよ…。」
?『~~~~~~~。』
菜月「は?え?和也だけって話だったよね?」
相手は和也って言うのか…。
男…。
和也『~~~~~~!』
菜月「ふざけてんのか?」
――ブルッ
今一瞬俺でも震えるくらいの殺気が菜月から出てた…?
それも組の影響か?
和也『~~~~~!
~~~~~~。』
菜月「私が怒ってるのは和也が前もって知らせてくれないからだよ!
もっと早く言ってくれれば食材とかもっと早めに買いに言ったのに…。」
和也『~~~~~。』
菜月「私の大切な人が家に来るって言って怒るわけないでしょ?
むしろ大歓迎。
ただ、もっとね早く知らせてくれればよかったのにな~ってね…?」
和也って男が菜月の家に来るのか?
てことは…、
俺は後ろを向いた。
葉月「…!……。」
俺と目があった葉月は下を向いた…。

