葉月「なつ姉、俺のバイクの後ろに乗って。」
「うん、ありがとう。」
「じゃあ行くね。」
――ブロロロロロロ
葉月「なつ姉、俺に用事って何?」
「今度ね、龍輝の幹部が一人泊まりに来るんだ。
だから、泊まりに来てくれない?」
葉月「え?龍輝の幹部?え…?
龍輝の幹部!?
龍輝の幹部に会えるの!?
会いたい!!
あとなつ姉の家に泊まってみたい!!
絶対行くね!」
葉月はいちいち可愛いな…。
私の家に泊まってみたいってなんかうれしいな。
「本当?よかった。
あ、でも親は大丈夫?」
昔からあいつらは葉月にだけ過保護だったからな~…。
葉月がちょっとガラの悪い子と友達だっただけで、
“あの子とは縁を切りなさい。”
って言われたぐらいだよ!?
私はそんなこと言われなかったけどね…。
葉月「あ…、でも大丈夫!
親友の家に泊まるって言っとけば!」
「そっか、じゃあ6日後の朝の10時に私の家に来てねー。
あ、ここ葉月。
今日はありがとね。」
葉月「うん、楽しみにしてるね。
龍輝の幹部はみんないい人そうだからね。」
「え?」
葉月「龍輝の幹部の話をしているときなつ姉、
優しい声してたもん。
そんだけ信じていて、大好きってことでしょ?」
「うん!龍輝のみんなは大好きだよ!
龍輝のみんながいるから今の私がいるくらいだからね。
…もちろん葉月もそれぐらい大好きだよ?」
葉月「俺も大好きだよ、なつ姉!」
「うん!あ、葉月もう帰んないとね…。
じゃあまた明日ねー!」
葉月「うん、またねー!」
――ブロロロロロロ
「今日は色々あったな~…。
色々ありすぎて疲れた…。
シャワー浴びて仕事終わらせてから寝よう…。」
私はそのあとすぐ家に入って、
仕事を終わらせてから、
シャワーを浴びて寝た……。
これからのことを考えながら…。
菜月side end

