なつ姉のことは聞かされないまま、
普通の生活を送っていたある日、
真夜中にのどが渇いた俺は水を飲もうと思って下に降りるとまだ明かりが着いていて、
『まだ起きてんのかな?』
と思った俺は、母さんと父さんがいるリビングにいった。
ドアを開けようと思ったところで、
母「葉月、まだ忘れているのかしら。
“あの子”のこと。」
父「思い出していたら俺たちに聞くだろう。」
母「それもそうね。」
俺は疑問に思った。
“あの子”とは誰なのか?
俺が“なにか”を忘れている…?
俺はそのまま水も飲まずに部屋に戻って延々と考えていた。

