「りっちゃん、ごめん…。」


悠樹が立香に謝ってる。

当たり前か。

悠樹がわりぃし!!


「謝んないでいいよー。お腹空いてたんだろうし。ね?」


立香…優し!!

優しすぎだっつの。


「あっ。」

『ん?』

「亮我ってメープルシロップじゃなくて蜂蜜派だったよね…。」


立香はもうメープルシロップをかけた後に言った。

すげえ落ち込んでる。

そんなんで落ち込まなくても・・・。


『俺、普通にメープル好きだから!ありがとな。』


俺の言葉に申し訳なさそうに笑った。

別に立香は悪くない。

落ち込むなよ…。