「……う、うん」 桃子は、私の想いを知っている。 「でも、何で由佳にだけ態度が違うんだろう」 そして、桃子は首をかしげながら航太のことを見た。 「桃、今俺のこと呼んだ?」 そして、航太は私たちの近くにやってきた。 航太は、スポーツ万能で爽やかでかっこいい。 「え、呼んでない呼んでない」 そして、桃子は苦笑した。私もつられて笑った。