……えっ、。
えっ、
えっ。
すき。
りんちゃんが。
『琳ちゃんが好きだから』?
「本気だよ、琳ちゃん」
はっと我に返ると、固まる私を満足気に見つめる小田桐君に気づき、
知らず熱が追ってきた。
そ、そんなこと言われても!
、あれ。
言ったつもりが、声に出ていない。
動揺しすぎてエサを求める金魚みたいにパクパク口を動かしていると、吹き笑いされる。
笑わないでよ!
誰のせいだと思って……
まだ声が出なくて、なんか悔しくて、すごい頬が熱ってるのが自分でもわかって、
身体の内側のどっかが、きゅっ、て音をたてたのに気づかないふりをした。
とりあえず落ち着こうと、先程のミルクティーをぐいっと煽る。
むせた。
苦しがる獣さながらに勢いよく咳き込む背中を、小田桐君があわてて擦ってくれる。
「うぉ、大丈夫?…琳ちゃん、話くらい落ち着いてさせてよー」
これが落ち着いていられるか!
言いたかったけど再び咳き込む。
小田桐君の、心配しながらも面白そうな表情がちよっとだけ癪で。
……ただ、背をさする大きな手のひらが、熱る私の顔よりもあつい気がした。



