「んじゃ、お先ー」 そういって福島くんは 走って行ってしまった。 まさか、成田くんは・・・ 「・・・健闘を祈る」 そう言って先にズンズン進んで行ってしまった。 「ちょっ、待って・・・・・・」 今一人にされたら・・・・・・ダメっ・・・ 二人ともひどいよ・・・ 無理矢理入れたくせに、置いていくなんて・・・ お化けなんか怖くない。 ただ暗いのが、怖いだけ。