「やるか、ハンデやろうか?翼がないから空は飛べまい!」
翼人は口の端を歪めてうすら笑いをする。
「そんなのいらん。空を飛ぶ前にやっつける」
カイにはある考えがあった。それを実行すれば翼人とも互角で戦えるはず。
「二人とも止めて!」
エリーシャがかなきり声をあげて叫んだ。
たが、二人はそれを聞こえなかったように翼人は剣をカイは鍵爪武器を構えてにじりよっていった。
次の瞬間!
カイは目にも留まらない速さでチュニックと左腕の間に隠していた吹き矢を取り出し、右手に構え吹いていた。
翼人は翼をはためかせていた動作を止め、首筋に手をやる。
「卑怯、だ、な……」
即効性の麻痺薬なのかもうしばらくは動けないだろう。
カイは素早く吹き矢をしまい、翼人の背後に回る。
そして翼人の風切り羽根を鋭い爪で切った。
白い羽根が右左に舞上がってしばらくして地面に落ちる。
風切り羽根を切ると空を飛べなくなるのだ。
「なにが卑怯だ。これは戦法だ!麻痺がきれるまで待ってやる」
カイはそういい放った。
翼人は口の端を歪めてうすら笑いをする。
「そんなのいらん。空を飛ぶ前にやっつける」
カイにはある考えがあった。それを実行すれば翼人とも互角で戦えるはず。
「二人とも止めて!」
エリーシャがかなきり声をあげて叫んだ。
たが、二人はそれを聞こえなかったように翼人は剣をカイは鍵爪武器を構えてにじりよっていった。
次の瞬間!
カイは目にも留まらない速さでチュニックと左腕の間に隠していた吹き矢を取り出し、右手に構え吹いていた。
翼人は翼をはためかせていた動作を止め、首筋に手をやる。
「卑怯、だ、な……」
即効性の麻痺薬なのかもうしばらくは動けないだろう。
カイは素早く吹き矢をしまい、翼人の背後に回る。
そして翼人の風切り羽根を鋭い爪で切った。
白い羽根が右左に舞上がってしばらくして地面に落ちる。
風切り羽根を切ると空を飛べなくなるのだ。
「なにが卑怯だ。これは戦法だ!麻痺がきれるまで待ってやる」
カイはそういい放った。


