蓮と一緒にいることがなくなってからどれくらいの日数が過ぎたのか。

二月にもなると寒さに慣れ始めて、同じように慣れ始めたのはかりんと右京の関係だった。


「ごめんね、付き合わせちゃって」


かりんが謝りながらテーブルの上に材料を並べていく。


「いいよ。それより量多くない?」

「うん。だって、なずなもあげるでしょ、手作り本命チョコ」

「……はい?」

「やだなぁ、とぼけなくてもいいよ」

「何がよ」

「佐伯君の事! 付き合ってるんでしょ?」


ニコニコしながら告げたかりん。

私はただ驚いて瞬きを繰り返した。