「なずな、今日はヒマかな?」

「え、うん」

「じゃあ、気晴らしに付き合ってよ」


突然の申し出に私は驚いたけど、コクンと頷く。


断るわけない。

用事があったってキャンセルして右京を優先する。


「それじゃ、カラオケにでも行こうか。最近歌ってないし、気晴らしにはもってこいだろう?」


右京の誘いに私は笑顔で頷いたのだった──‥