「だね。だけど、今は私たち幸せ……でしょ?」

「ん。そだね」


答えて2人で笑い合って。

と、かりんが突然思い出したように「あっ」と声を上げた。


「そういえばね、昨日他クラスの友達から、なずなと佐伯君が付き合ってるのかって聞かれたよ」

「えっ、ホント?」

「うん。だいぶ広まってきたね。2人のラブラブさが」

「ラブラブ!?」

「うん。佐伯君がかなり本気に見えるって部内ではみんなが言ってるんだよ~」


マジですか……

桃原の言った通りなんだ。

蓮にとって私が特別っていうのは……

嬉しさに顔が自然とほころんで。

その後は普通にガールズトークを楽しんで、私は帰宅したのだった。