『カギ、早くっ!』 いつの間にやら自宅のドアの前。 恐る恐る鍵を手渡すと、にんまり笑う翔太さん。 玄関入ってすぐのところで唇を奪われる。 それも凄く激しく。 い、息が出来ない・・・。 苦しくて切なくて。 でも止めて欲しくなくて。 『やっと・・・会えた』 その一言に、離れ離れで過ごした時間を想う。 「ちゃんと・・・説明、して?」 途切れ途切れに問えば、ギュッと抱きしめられる。