桜達は相変わらず理科室に閉じ籠っていた。

全員黙っているので重い空気が流れた。


「……岡部、アイツ…」


加代子が呟いた。


岡部か…もう何人殺したんだろうか…
仮にも自分の生徒なのに…


「おっ…岡部もイイヤツだからもしかしたら見過ごしているかもよ??」


智子が加代子を宥めた。


「…まあ注意しないとね」