「別に何も言ってねえよ」
「そう…?」
少し呼吸が落ち着いてきた。
ほんと窒息死するところだったよ。
「あー。どーする?このまま最後までヤっちゃう?」
「へ…」
ドサッとあたしはベッドに押し倒された。
「へっ、え、ちょ、吉田くん?!」
「なに」
「なにじゃなくて!!どういう状況なのこれ…」
「このまま最後までいく?ってこと」
「いいいくわけないでしょ!?よよよ吉田くんの家族の人もいるわけだし!」
そーだよ!
忘れてたけど、吉田くんのお母さんとかいるじゃん!
あとで挨拶とかしなきゃだなぁ…。
「あ?俺一人暮らしだし」
一人、暮らし……?
一人暮らし=この家にはあたしたち二人だけ=邪魔する人いない=いっぱいラブラブしてください。
っていうことですか!?!?
「な、尚更ダメーっ!!!」
吉田くんの顔をぐいーっと押して、あたしは頭まで布団をかぶった。
頭上から、吉田くんの舌打ちが聞こえてきたのは言うまでもない。

