お昼休みになり、杏里とお弁当を食べようとしたら、結羅にこいこいと手招きをされた。
「なにー?」
あたしが聞くと、結羅は耳元でボソっと喋った。
「俺…杏里と一緒に、その……弁当っつか昼飯食いたいんだけど、さ。その…なんだ、杏里のこと誘ってくれないか…?」
顔をほんのりとピンク色に染めていう結羅。
なんだ、コイツにも可愛いところあんじゃん。
「任せろヘタレ!」
「・・・ヘタレじゃないけどな…!まあ、頼んだ」
あたしは、こくっと頷くと杏里の元に行った。
「あーんりっ!あのね、結羅がね、一緒にお弁当食べない?ってさ」
「えっ!?ほ、ほんとに?」
「こんなことで嘘ついてどーすんのよ!」
ほんと弱気になるんだから!
「ほら、教室のドアのところで待ってるから行っておいで」
そう言って、杏里の背中を押す。
「…頑張ってくる!」
杏里は、お弁当を持ってとことこと結羅の元に行った。

