あたしは少し疑問に思いながらも近くにあったベンチに腰をかけた。
「はい、お待たせ」
それから少ししたら、吉田くんがクレープを二つ持ってきた。
そして、その一つをあたしに突き出す。
「花の分」
「え、あ、ありがと…」
お礼を言って受け取ると、吉田くんはあたしの隣に座る。
ち、近い…!
って、あ!お金!!!
「よ、吉田くん、クレープいくらだった?」
がさがさとカバンを探りながら、財布を探す。
「0円」
「ちゃんと真面目に…っ!」
奢ってもらうなんて、そんなことはできない。
吉田くんに迷惑かけちゃう。

