もう一年も前の話だよ…? でも…嬉しい。 よくわからないけど、何か嬉しい。 あたしは、緩む口元を必死で抑えた。 少し、彼女としての自覚が持てた気がする。 「あ、そういえば吉田くんの家どこ?」 いつも、あたしの家まで送ってもらってるのは何だか悪い気がして。 「あっち」 吉田くんの指をさした方向を見ると、見事にあたしの家と正反対にある。 あたしの家まで行って、吉田くんの家まで帰るとなれば…超時間ロスじゃない!?