あれは、高校の入学式の日。
あたしは少しそわそわしながら通学路を歩いていた。
初めての高校、初めての通学路。
新しく始まる生活に、不安と期待を覚えていた。
そのとき……
「あっれぇ〜?君一年生?今日入学式だよね!?」
三人の男が話しかけてきた。
ネクタイの色を見ると、同じ高校の三年生っていうことがわかった。
絡まれるなんて初めてで、怖くてどうしようもなく固まってたら一人の男が触ってきた。
「よく見ると可愛いジャーン☆これから楽しいところ行こうぜ」
「い、嫌です……っ!」
「声も可愛い〜♪早く行こうぜ〜」
あたしの手をひく先輩。
怖い…!
怖くて涙目状態のあたし。
「あ、あのっ…!ほ、ほんとにやめてくださ…ぃ…」
上目遣いで先輩を睨む。
語尾が弱々しくなってしまったから、せめてもの抵抗。

