ふわふわしたベッドと溜まっていた疲労で、十分に眠ることが出来た。
「んっー」
よく寝た…。今何時だろう。
ベッド脇の時計を見ると、針は2時ぴったりを指していた。
ゆっくり上半身を起こして、ベッドから足を下ろし、ベッドに座ると寝る前より少し身体が軽くなった気がした。
心なしか頭も軽い。
「はあー」
私は大きく伸びをして、ベッドから立ち上がった。
そのままキッチンに行って、やかんに水を入れて火にかける。
戸棚から紅茶のティーパックとマグカップを取り出して、やかんの水が沸騰するのを待った。
少ししてピューッと音をたてたやかんをコンロからおろして、火を止めた。
マグカップにやかんからお湯を注いで、紅茶のティーパックを二三度浸し、それを持って再びベッドへと戻った。

