『あきらめられない夢に』を最後まで読んでいた頂き、ありがとうございます。

作者の直木翔人です。

まずは、皆さんに謝らなければいけないことがあります。

この作品は第一回ベリーズ文庫大賞にノミネートしておきながら、僕自身の勝手な都合により完結が間に合わず、しかもここまで長引かせてしまったこと、大変申し訳なく思っています。

本当にすみませんでした。



さて、あとがき的なことを書きますと、実は長編を完結したのはこの作品が初めてなのです。

ベリーズ文庫大賞の基準が十万字以上となっていて、そんなに書けるかなと思っていました。

執筆当初も文字数ばかりが気になり、文字数との戦いのような感じになっていました(笑)

それでも、三節目くらいからは見事にスイッチが入りまして、ごく自然に書いているうち十万字を越えてくれました。



この作品の舞台は三重県の松阪と伊勢ですが、実は先に『○○○劇団』という劇団名が思い付いたんですよね。


「さんじゅうまる」

「三重丸」

「三重」

「みえ」


と親父ギャグ的な発想で、舞台が決まりました。

それで、三重県のどこにしようかと考え、○○○劇団の前に地名をつけていたら松阪と伊勢が僕のなかでしっくりきたのです。

どっちにしようかと悩みましたが、「どっちも出しちゃえ」というノリで二つとも出してしまいました(笑)

松阪が最初にしっくりきたので、松阪をメインにしました。