Strong in the wind!

「……こんな事言ってるけど、充は紗凪ちゃんに作ったんだよ。肉を使わない料理をね」

「え…マジすか……?」

「なんだお前、すっかり調子戻ってんじゃね?」


そう言うと、充さんが軽く睨んできた。



うひゃ、こわ。



「まあいい。オンナ向けのヘルシーな野菜料理を創作するのが学校の課題だったから、お前は丁度良い被験体だ。味見役のモルモットだ。勘違いすんな」


紫野さんの言葉が聞こえてたんだろうけど、充さんは私の頭をぐりぐりと抉った。


地味に痛い!けど幸せだ!