ーー 「お、お母さん?」 震える声で呟く。 「なに?」 平然とした顔で言われる。 「いや、なに?、じゃなくて……」 「だからなによ?」 「さっき何て言った!?」 両手に大きな荷物を抱えてるお母さん。 「だから、翔太くんのお母さんの看病って言ってるでしょ?」 「それはわかるけどっ!」 私は思いっきり叫んだ。 「なんでうちに翔太が泊まるのっ!?」