「翔太……!」 「なんだよ……」 友達から報告を受けて、翔太の元へ向かった。 「またケンカしたって……」 「別にいつもどおりだけど?」 冷たい瞳。 いつからか、翔太の瞳からは暖かさが消えていた。 冷たく答えてくる。 地元では負け知らずで有名だった翔太。 絶えない喧嘩。 だんだんと離れてく。 ……中学生になってから こんなに遠くなってしまった。