「……んー」 一瞬、難しい顔をする翔太。 なにかを考えこんでから、 「まぁ柚葉には難しいか」 なんてちょっとムカつくことを言われた。 「なっ! それどういうこと!?」 「柚葉にはまだ早いよな~」 まるで私を子供扱いする言い方に、少しカチンときた。 「なによ! 私だって!」 「私だって?」 そこでハッとした。 ……やられた。 翔太の勝ち誇った顔。