先生を想うだけで……それだけで、“好き”の気持ちが溢れてくる。 先生…… 先生も、同じ気持ちでいてくれますか…? どうしたらいい? どうしたら、先生の心の中が分かりますか…? 何をしていても、気になるのは先生の事。 ……そうして、気付いたら。 昼休みまでの時間は、アッという間だった。 目の前には、毎日通った準備室の扉。 深く息を吸って、ゆっくり手を伸ばした。 .