瞬間的に、これはヤバイな・・と思った時点で 後の祭り。 彼は、彼女から自分の体を離し 何見てんだよ・・と言いたそうな顔をこっちに向けてきた。 それにつられるように、彼女の方も 彼が見ている方向へと顔を向ける。 つまり、私の方へ・・。 だけども、これは神様のイタズラなんだろうか? 私と顔を合わせたのは、厄日と思わせた元凶で とてもとても、よく見知った顔。 そう・・・―――――・・・ お兄ちゃんの彼女である マキさんだった。