星野くんが好き。 思うことはたったそれだけなのに どうしてこんなにうまくいかないんだろう? 好きって言えば俺も、って返してくれる。 それなのに、なんで彼は 私から遠ざかっていってしまうんだろう。 「ひっく……」 好きな人が出来る、 それは幸せなことだと思った。 好きな人が自分を見てくれる。 それはもっともっと幸せなことだって思ってたのに。 「苦しいよ……っ」 今の私は息ができないほど苦しくて 海の底に溺れて沈んでしまいそうだった。