部屋から出ていく星野くんを見つめ不安気に彩花ちゃんを見る。 「…………」 「…………」 一気に気まずくなって、私は目線をおろした。 「私はね、」 そして、ポツリと彩花ちゃんが話し始める。 「これからも翼の事をここに呼ぶつもりだから 絶対にあなたには渡さない ムカつくの、何もかも手に入る人が翼のこと取って行くなんて」 やっぱり、そうだったんだ。 彩花ちゃんから許しが出るわけがなかった。 「でも、星野くんは私との時間を大切にしたいって言ってくれた」 強気で言っていい。