ぶんぶんと首をふる。 そんな事考えていちゃダメだ。 私が好きだと言ってくれて嬉しかった。 星野くんの内側を聞けて嬉しかった。 高望みなんてしちゃいけない。 だって初恋が叶っただけで幸せだから。 「そっか!じゃあ許してあげる」 私はカギを持って立ち上がる。 星野くんの前に差し出せば 彼もそれを隣に並べて 「へへっ、ハート完成」 私と星野くん、2人で一緒にいれば 必ずハートは完成する。 それなら、いい。 星野くんが行っちゃったら また戻って来てハートを作ればいいよね。