「バカにすんな、そんぐらい知ってる」 そうやって言う彼に 「星野くん……」 もう言葉はいらない気がした。 お互いに見つめ合う。 その視線がピッタリ合って 心臓がドキっと鳴る。 そして、私の手をぎゅっと握る彼の手を 握り返せばもう。 「好き……」 言葉なんて言おうとしなくても出てくるんだ。 幸せに包まれた屋上で、 今日、私に王子様が出来た。