表と裏の恋




「脱水かもしれないですね…」

ハルは手元にあったジュースを開けて口に含んだ
そして、あたしの唇が重なる
冷えたジュースが入ってきた

えっ…口移し!?




「その状態じゃ飲めないでしょ?ほら大人しくそてください」

大人しくって…
抵抗する力も出ないから何もできないけどさ

ジュースを飲んでからしばらくすると、起き上がれるようになった



「えっと、あっありがとう…」


「症状が軽くて良かった…」

優しくあたしの頭を撫でてその手が頬に降りてきた
あたしはハルの手の上に手を乗せた