その時…
教室のドアが開いた

男2人もドアの方を見た


誰…?




「おい、その汚ねえ手離せよ」

低くて威圧感のある声
でも…聞き覚えのある愛しい人の声




「はぁ!?誰だよてめえは」


「誰でもいいだろ…おいお前、さっさと手離せ」

あたしの腕を掴んでいた男がハルの気迫に圧倒されて手を離した




「ちょっ、お前…誰だか知らねえけど、いいところを邪魔すんなよ」


「邪魔すんなよ…か」

ハルは男に近付いて胸ぐらを掴んだ