「だって…あの人だかりに入っていく自信なかったもん」

しかも美人な人ばっかりだったし…

そう、あたしが言うとハルは抱き締める腕の力を強くした




「まっ…こうやって俺が会いに来ちゃったけど」


「ありがと…来てくれて」


「あー、もう…そういうの反則」

ちょっと照れるハル
その横顔が夕日に照らされた

しばらくの間…2人で夕日を見ていた




「ピアス…毎日付けてるんですか?」

あたしの髪を持ち上げて耳を見た