ここが科学部…

「失礼しまーす。
部活中にすみません
あの、佐藤くんと高久くん
いらっしゃいますか?」

「えっと、高久くんはいなくて
佐藤くんならあなたの後ろにいるよ」

と副部長の宮下さんが言うので
ふりむくと…

「ひゃあ!?」

佐藤くんいました…

「どうしたの委員長?」

「あ、これ書類を先生に頼まれて」

「そっか、ありがとう」

ドキュンっ!

え?今なにかが刺さったような
気のせい?

「ねぇ?」

「ひゃあ!?///え?あ、ごめんなさい
それじゃあ失礼します」

そして、ずっと鳴り続いている
胸の音に私はこの気持ちがなんなのか
分からなかった。