「暴力反対っ、です!」
「………チッ」
乱暴に舌打ちをこぼすと、流生先輩はソファーから立ち上がって部屋を出てしまった。
「あ……。私、流生先輩の気に障るようなこと言っちゃいましたか……?」
「んー?気にしなくていいよー?いつものことだし。俺も慣れてるから」
そう言ってにっこりと笑みを見せてくれる輝先輩。
少し安心したけれど、やっぱり流生先輩のことが気になってドアをちらちらと見てしまう。
「…樺恋ちゃん」
「はい!?」
輝先輩を見るとなぜか苦笑いをしていて、私の頭にぽんと手を置くとゆるく撫でた。
「流生くんのこと気になる?」
「へっ!?」
「さっきから落ち着きないよ」

