金持ちくんと貧乏ちゃん




「いやぁ…流生先輩と輝先輩が廊下歩くだけで人だかりが出来るねぇ…。さすが人気者」


「………」


「樺恋?おーい」




目の前で手をひらひらとされてはっとした。




「どしたの?ぼーっとして…」


「う、ううん!何でもないよ」


「そう?…あー、先輩達行っちゃったね」




そうだね、なんて心ここにあらずで言葉を出した。


何で…こんなに流生先輩のこと、気になってるんだろう……。




「いいよなぁ、樺恋。あの2人と昼休み一緒に居られるんだもんね」


「まぁ…」


「あたしもあの2人に囲まれたい……」




……大丈夫か、玲菜。