「もう輝先輩かっこいい……」
「玲菜、落ちるよ」
前のめりになって窓から体を突き出す玲菜に呆れながら肩をトントンと叩く。
「あっ!こっち見た!」
嬉嬉として輝先輩に手を振る玲菜。玲菜に笑顔を見せて手を振る輝先輩。
…そんな輝先輩に黄色い声が飛んだ。
「きゃ〜っ!輝先輩が手振ってくれた!ねぇ、樺恋樺恋!!」
「ああ、うん…。そうだね、ちゃんと見てたよ……」
肩をバシバシと叩かれ、痛い…と思いながら玲菜の顔を見ると頬を赤く染めていた。
……そんなに好きなのか。
「ほらっ!樺恋も手ふりなよ!」
「ええっ?わ、私はいいよ…」

