金持ちくんと貧乏ちゃん




「自分の身分を考えたらどう?あなたはただの庶民。流生様は城ヶ崎家の跡取り。…もうこの時点で次元が違うって、わからないかしら?」


「……っ」




私はぎゅっと握りこぶしを作って、先輩を睨む。


たとえ、住んでる次元が違うくても…。




「それでもっ!私は、流生先輩が好きだから…っ絶対に別れませんっ!」


「!」




そう宣言すれば先輩の顔がみるみる怖い顔になっていく。




「言ってもわからないなんて…さすが庶民は理解力も乏しいのね…!」




先輩がスッと手を振り上げ、叩かれる!と反射的に目を瞑る。


…でもいくら待っても痛みはなく、恐る恐る目を開けた。




「何やってる」