玲菜の手から紙を奪い取り隠すようにしまい込む。
余計な心配はかけたくない、その一心で精一杯笑う。
「樺恋…」
「1時間目の授業なんだったかな」
話を逸らそうとそう言うけれど、玲菜の目つきは鋭くなり私の頬を両手で挟んだ。
「!?」
「ねえ。何かあたしに隠してない?」
クスクスと笑うクラスメイトの声に気がついた玲菜は私から顔を逸らしてそっちを睨みつける。
「なっ、何よ…!」
「これ、あんた達が…。!」
そう言いかけた玲菜に私はぎゅっと腕を掴んで“何も言わないで”と小声で伝えた。
「でも…!」
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