金持ちくんと貧乏ちゃん




朝、恐る恐る開けた下駄箱の中身はちゃんとあってひどく安堵した。


こんなに下駄箱開けるのが怖いのなんて初めてだよ…。


すでにもう疲れて、自然と溜め息が出た。




「かーれん、おはよ」


「あ、玲菜。おはよ」




肩をポンと叩かれ振り返ればそこには笑顔の玲菜がいた。


やばいやばい今の溜め息聞かれてない、よね…?


その思いで心臓がバクバクと動いている。


今絶対心拍数跳ね上がってるよ…。




「そういえば今日から体育マラソンだねー」


「え、あ…そうだね」




聞いてなかったんだ、よかった…。ほっと一息つくと玲菜が不思議そうな顔をして私の顔を覗き込んできた。




「樺恋、どうかした?」