金持ちくんと貧乏ちゃん




先輩はいつでも余裕綽々で、私のことをいつもリードしてくれる。


私は、先輩の何気ない仕草とか態度とか言葉にドキドキしてるのに先輩はそういうの…ないのかな…。


一度閉じた目を開き俯いているとクイッと腕を引かれた。




「お前ってさ、ほんとわかりやすいよな」


「……え?」


「思ってることカオに出すぎ」




そう言われてバッと手を顔にあてた。


うそ…顔に出てた…!?




「何しょぼくれてんの?」


「…いや、別にしょぼくれては…」


「負のオーラがにじみ出てたぞ」


「ええっ!?」




どうした、と頭をポンポンと撫でられまたドキッとした。


なんか、ずるい…。




「先輩、は…」


「ん?」


「ドキドキしたり、しますか…!?」


「………は?」




流生先輩は怪訝な顔をして私を見つめていた。