「いらっしゃいませ。お待ちしておりました流生様」
受付の綺麗なお姉さんに案内され、中へと通された。
ここは和、洋、中がすべて揃うレストランで特別高級!…ってわけではないけれど、予約が2、3年待ちという人気料理店。
それほどこのお店の料理は美味しいってテレビや雑誌でも言ってて、すごく有名だ。
「せ、せんぱい、せんぱい」
「ん?」
くいくい、と先輩の服の裾を引っ張ると顔だけを私に向けた。
「よくここの予約取れましたね…。ここ結構予約待ちあるんですよ?」
「んぁー…まあ、な」
「??」
珍しく歯切れの悪い流生先輩に、私は首を傾げた。
なんだろう…、何かあるのかな?けれどその疑問はすぐに解決された。

