金持ちくんと貧乏ちゃん





「も、もしかしてここのどこかの店でご飯食べるんですか…?」


「お、正解」




正解、じゃない…!!こんな高級なところに私がいたら普通に場違いでしょ!?


私が外を見つめながら唖然としていると、ポンと頭に先輩の手が乗った。




「そんな不安そうな顔するなよ。大丈夫だから」


「でも…」


「あのなぁ?俺がなんのためにお前を着替えさせたと思ってんだ」


「……もしかしてこのためにっ?」


「当たり前だろ」




な、なるほど…。さすが流生先輩…用意周到だ……。


今更帰ることも着替える事もできないから、大人しく座っていることにした。


お店につくまでほんの少しとドキドキと…不安。




「樺恋」


「ん?」




振り向き様にちゅ、と口にキスをされ先輩は「隙あり」と笑った。


………ずるい!!!