金持ちくんと貧乏ちゃん





「流生様、着きました」


「ん」




運転手のおじさまがそう言い静かに車を降りた。


……ここって…。




「最近出来た大型ショッピングモールじゃないですか…!」


「そうだけど?ほら、さっさと降りろ」




先に車から降りていた先輩に手を差し出され、ゆっくりと車を降りた。


うわああ…!こんなところ初めて来た…!!!




「後でちゃんと店見させてやるから行くぞ」


「はいっ!」


「お気をつけていってらっしゃいませ」




運転手の人に笑顔で見送られ私も笑顔で頭を下げ、広い外装を見渡した。


すごいたくさん車止まってるよ…!人多いのかなあ、どんなお店があるんだろう!


ひとりワクワクとしていたら思い切り腕を引っ張られ、ちゅっと頬に流生先輩の唇が当たった。