「樺恋ちゃん、玲菜ちゃんって教室?」
「え?…あ、最近は屋上にいますよ」
「そっか、ありがと!」
そう言って部屋を出て行こうとする輝先輩。
……えっ!?どういうこうと!?
「じゃ、後はふたりでいちゃいちゃしてください〜」
「えっ!?輝先輩!?」
「オレは玲菜ちゃんのとこに行くんで!」
じゃね!、とにこやかな笑顔を残して行ってしまった。
…え、待って……。
「(いきなりふたりきり!?!?)」
無理だよ…!?何も話せないよ…!?!?
「───おい」
「ひやっ!?」
いきなり流生先輩に声をかけられ、変な声がでた。
“ひやっ”ってなんだ自分……!!!

