流生先輩は、輝先輩に向かって舌打ちをするとこっちを向いた。
もちろん輝先輩は笑顔で私たちを見る。
「今回はオレらが決めたプランに添ってふたりには動いてもらうね」
「はいっ」
「はぁ…」
なんだか普通に楽しめる玲菜が羨ましいな…。
そんなことを考えているうちに輝先輩の説明がはじまる。
「最初はこの部屋に居て喋ったり、いろいろしまーす。で、そのあと残り時間2時間になるとオレらの考えたプランで各々動いてもらいます。
時間になるとそれ以上は何も出来ないから、何かするなら時間内にね。説明は以上でーす」
何かわかんない事あるかな?、と聞いてくる輝先輩に玲菜は「大丈夫です!」と元気に伝えていた。
私も、特にわからない事はないから同じように「大丈夫です」と返した。
これからなにがはじまるんだろう…。

