金持ちくんと貧乏ちゃん




―――そして、待ちに待ったお昼休みになった。




「どうしよう樺恋!お昼になっちゃったよ…!!」


「いや、うん…落ち着いて…」


「これが落ち着いてられるの!?」




もう2限目が終わったあたりからずっとソワソワしていた玲菜。


玲菜から聞くには流生先輩か、輝先輩のどちらかから放送がかかって行く場所を指定されるらしい。


今回は特別に先輩達がご褒美を決めてしまってるから、私たちは教室で待機とのこと。




「まだかなぁ。もうほんと待ち遠しい…。樺恋は早く会いたくないの?」


「……」




まあ…、待ち遠しくないのかって聞かれれば…確かに待ち遠しいし、会いたいけれど…。


すると校内放送がかかり、玲菜がすぐに目を輝かせた。




《―――成績上位者の桜 樺恋さん、水城 玲菜さん。旧校舎の音楽室に来てください》




最後に「早くね」と言われ、私は玲菜と顔を見合わせた。