金持ちくんと貧乏ちゃん




何で大声で呼ぶんですか、恥ずかしい…!




「いやぁ、すごい人だかりだねぇ」


「……そうですね」


「んぁ?なんかテンション低いね?」




テンションが低いんじゃないです!みんなの視線がこっちに向いて恥ずかしいんです…!


すると張り紙を見に行っていた玲菜が私の元に戻って来て、顔を見た瞬間吹き出された。


何今の、すごく失礼なんだけど?




「輝…」


「何、流生くん」


「場所を考えろ、場所を」


「場所ぉ〜?」




輝先輩はそう言うと周りに目を向け、「ああ」と理解した後私に苦笑いを見せた。




「ごめんね?こういうの慣れてるからつい」


「いえ…大丈夫です…」




まだ、恥ずかしさで顔の熱は引かないけれど…。