金持ちくんと貧乏ちゃん




あの猪突猛進さ、もう少し抑えてくれないかなぁ…。


そう思っているとどこからか悲鳴が聞こえた。


な、なに…?




「流生さんと輝さんだっ!」




近くにいた男子生徒がそう叫んだのを聞いて、みんなが見ている方向を見た。


先輩を通すために開ける道はすべて後輩たちで…。


…って、なんかこっち向かって来てる…?




「何で先輩のふたりがここに居るんだろ〜」


「やっぱり見に来たんじゃない?上位者!」




それにしては…、なんだか……。




「あ、樺恋ちゃーん!」


「………」




輝先輩に呼ばれて、周りにいた人たちの視線がすべて私に向いた。


この上なく恥ずかしい…!!!