「えっと、久しぶりっていうのは、私の育った環境の所為とでもいいますか…」
「うん」
「実はですね、私には9歳離れた兄がいるんですよ」
「へぇ…、お兄さん…」
意外みたいな顔をしてフッとすぐに笑顔に戻る。
「で、そのお兄さんが何か関係してるの?」
「はい。昔、昔なんですけど、兄も学生の頃ちょっとヤンチャなコトをしていまして…」
「そうなのっ!?」
これまた意外っていう顔をされた。
そうだろうなー。でも、
「…“ハクガの暴れリュウ”って言ったら分かりますか?」
「オイッ、それって…!!」
それにいち早く食いついたのは雪夜だった。
お兄さん、どうやらまだこの通り名は健在してるらしいですよ…。
